とある日の午後の事であった。 ふとロベリアの前に、エリカはある物を差し出した。 ロベリア 『なんだ?この不細工な人形は……』 エリカ 『ロベリアさんにお誕生日のプレゼントです〜。 いつも私が側にいると思って、持っていただけたならいいかなぁと……』 『いるかこんなもの!お前と四六時中一緒だと思うと、あたしが疲れる』 『そんな〜ひどいです。ロベリアさあ〜ん。せっかく2日も徹夜で作ったのに……』 涙目でロベリアを切なく見つめるエリカ。 ロベリアには、この顔がとても弱い。 エリカの傷だらけの指先を見ると、そこまでして自分のためにしてくれたのかと、 胸が痛くなると同時に、暖かくなる。 『仕方ないな……もらっておいてやるよ。しかし、お前の誕生日には何もやらないぞ』 『かまいません〜。受け取ってもらえただけでいいんですから』 可愛く天使な笑みを浮かべるエリカに、ロベリアはもうメロメロ。 眠る時も人形を抱き締めて寝ようと誓ったりしていた。 そんな天使なエリカのようだが、ロベリアに背を向けると小声で……顔が妙に、にやけている。 全然、天使の笑顔といえたものではない。 『何ももらえなくてもいいんですよ、ロベリアさん…… だって、その人形には、紅蘭さんの作った蒸気超小型録画型、盗撮カメラ&盗聴器がついているんですから、 ロベリアさんの、あ〜んな事や、こ〜んな事している映像が手に入るんですからね……うふふふふふ…… エリカ興奮しすぎて、眠れなくて寝不足になりそうです〜★』 エリカの脳裏には、とんでもない受ロベリアの妄想に包まれていた……。 もう既に、エリカには聖女の気配は微塵もなく、俗物娘と変貌している(笑) 『なにか嫌な寒気がするな……風邪か?』 ロベリアは得も知れない悪寒と、身の不安を感じていた。 ロベリア、最大の危機!!どうなるのだ?! でも、それ前に紅蘭作だから、多分爆発して野望は潰えるぞエリカ!!(爆笑) (意味無く終了) ◆ロベリア好き同士のかなんさんから、以前誕生日イラストもらったんで、ついその場のノリで書いたネタです(笑) 本来、うちのエリカはこういう性格です〜。同人の方ではこの性格じゃ話にならないんで、逆に 近いですけど(汗)
◆ロベリアの誕生日に・・・・
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作☆水月
画☆かなん様
勝手に彩色☆水月(爆)